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花のいろいろ
シクラメン編


Yatsugatake


 花の少なくなる年末から、賑やかな鉢花として街に出まわり始め、冬の窓辺を飾る代表選手として、多くの人々に親しまれています。
    

植物名
植物名 シクラメン。
和 名 カガリビバナ。花びらが反りかえって咲くその様子をかがり火にたとえられました。
科 名 サクラソウ科。
種 類 球根。
原産地 地中海性気候の地域。
分布生育地 全国で栽培可能です。
適 所 日当たりのよい場所。室内園芸。

花ことば
花ことば はにかみ。これは花が下を向いて咲く様子をたとえられています。
 

生育条件
生育適温 耐寒性があり、約2℃までは大丈夫。
春期状況 気温が上昇し始める4月の下旬頃から、徐々に花数が減り、葉色もつやを無くし黄色くなってきます。
夏期状況 シクラメンは日本の夏の暑さや湿度が苦手です。30℃を超すと生育は急速に衰えます。
 
一般的に夏越しは二通りの方法があります。「ウェット法」は、極端に鉢土を乾燥させないように水を与えながら夏を越させる方法です。屋外の木陰で風通しのよい涼しい場所を選びます。もう一つは「ドライ法」で、5〜6月頃を目安に水を与えずに乾燥させたまま夏をのり切る方法です。室内の涼しいところを選びます。どちらの方法でも、秋から一般的な管理に戻しますと新芽をのぞかせ生育を開始します。
秋期状況 夏を無事に越したものは、9月上旬を目安に新しい用土で植え替えましょう。
冬期状況 花つきの鉢花が市場にでまわります。
日光浴をさせましょう。よく屋外に出される鉢を見かけますが、乾いた冷たい風に当るため好ましくありません。
寒さには強く2℃くらいを目安に管理しましょう。
休眠期 水を切り乾燥休眠をさせ、夏越しをさせる方法もあります。
9月頃には新芽がのぞき始めます。一回り大きな鉢に植え替えて、水やりを開始しましょう。

入手方法
選び方 葉と蕾の多いものを選びます。
花芽は葉腋にできますので、一枚の葉に花芽が一つできます。
ダラッとしたり、葉の枯れているようなものは避けましょう。
 
引き締まった株を見極めましょう。

特 徴
特 徴 夏越しを上手にすれば、3〜4年は栽培を楽しめます。
気温の上がる夏に葉を落とし、球根の状態で休眠し、秋以降に生育を開始し開花にいたります。
開花期は11月〜翌年4月の中頃まで。

タネのまき方
特徴 タネから殖やすこともできます。
発芽適温は15℃前後です。
 
発芽処理 一昼夜水に漬けておきます。
まき時 9月上〜中旬にかけてまきます。
まき方 タネが重ならないように一粒ずつていねいに。
覆 土 タネまき専用の用土にタネをまき、川砂で薄く覆土をします。目安はタネが隠れるくらい。
水やり 鉢底から底面灌水で。
発芽日数 約40〜50日ほどと長く、その間、鉢土を乾かしてしまったり、過湿にならぬように気をつけます。
 
管 理 発芽までの間、黒いビニールで覆い光をとおさないようにします。
鉢土を乾かしますと発芽しません。ときどきは覆いを外し、乾いていたら水を与えましょう。
移 植 3〜4枚の葉を見るまでには、約3ヶ月ほどを要します。それまでの間、適量に薄めた液体肥料をひと月に1度、施しておきましょう。
本葉が5〜6枚ほどになる2〜3月を目安に、ポットに移植します。
開花までには15ヶ月前後を必要とします。

育 苗
管 理 薄めに調整した液肥を水やりも兼ねて与えます。

生育・開花期の手入れ
置き場所 冬は窓辺の日のよく当る場所に置きます。夜間は、冷気を避けるために、窓から離し部屋の中央へ置かれてもよいでしょう。
 
凍らない場所、夜間はビニールなどをすっぽりかぶせ、保温につとめます。
室内で観賞されるため、多くのものが日光不足をうったえています。花数が減りはじめるまえに、ガラス越しの日光に良く当てましょう。北側の玄関などに置かれる場合は、数日おきに日の当る窓辺で日光浴が必要です。
必要以上にあまり暖かい部屋に置きますと、花の傷みは早く株も弱々しく育ってしまいます。暖房器具の近くは避けましょう。
暖房器具の近くは空気が乾燥しすぎることもあげられます。ある意味では、室内ならやや寒い場所をえらばれても良いのでは。
水やり 冬の室内は、ストーブなどで乾燥ぎみ、霧吹きなどでときどき葉に霧をかけてやるとよいでしょう。
水やりは、鉢土の表面が乾いてから。極端に水を切らしますと、生長がとまり花を傷めてしまいます。
水やりは株元に。球根の上からでは、葉の付け根に水がたまり好ましくありません。
花を咲かせてはいても、生長は緩慢です。気温も低く多湿は禁物。
肥 料 2週間に1度の割合で、水やりをかねて液体肥料をほどこします。とはいえ冬期の栽培です、濃いものは禁物。
花ガラ摘み 茎をひねるだけでも、ポロッと根元から離れます。
夏期作業 夏の暑さや湿度に弱く、球根腐敗病にかかりやすくなります。
秋期作業 夏越しをした株の生育を再開させる季節です。
病害虫 蕾や花茎に灰色カビ病が発生することがあります。カビのようなものを見かけたら、早めに抜き取ると良いでしょう。
蕾が黒く変色したり、花にシミが見られるようであれば、灰色カビ病に侵されています。秋から冬にかけて多発します。侵された葉や茎は根元から抜き取りましょう。
灰色カビ病は、風通しが悪いなど、多湿の目立つ環境に発生が多くみられます。予防には、風通しをよく、こまめな掃除も大切。チッソ分の多い肥料の与え過ぎによっても、被害は出やすくなります。

花後の手入れ
置き場所 気温の上がる夏期は、雨のあたらない場所を選び、鉢土をカラカラに乾かします。(ドライ法)
風通しの良い、涼しい場所をなるべく選び、暑い夏をのりきります。(ドライ法)
乾燥休眠させて夏を越します。(ドライ法)
明るい日陰の、風通しの良い涼しい木陰。雨のあたらない場所。球根の腐敗をまねきます。(ウェット法)
水やり 花数の減り始める4月の下旬頃から、徐々に水やりを控え始めます。(ドライ法)
気温も落ち着き始める9月頃から休眠からさめます。芽が出始めたなら、水やりを再開します。(ドライ法)
夏期に入っても、今まで同様の栽培を続けます。とはいえ夏の暑さが苦手、多湿は禁物です。(ウェット法)
肥 料 休眠に入る前に、水やり替わりに液体肥料を施します。(ドライ法)
植え替え 休眠もさめ、暑さのすぎた9月の上旬〜下旬頃に始めます。
あらかじめ、鉢土を乾かし気味にしておいてから、鉢から抜くとよいでしょう。
鉢土を少しずつ崩し、根を痛めぬように、ソッと土を必要に応じて落します。
   
用土はシクラメン専用の用土を求めてもよいでしょう。
ご自分で用土を調整されるなら,赤玉土が5、腐葉土の3に加えて、パーライトを2でまとめるとよいでしょう。
鉢は同じ大きさか、一回り大きなものを用意します。
球根の高さは、表土より球根が半分出る位置がよいでしょう。
置き場所 直射日光に当てぬように、明るい半日陰を探し、鉢土は乾かさぬように管理します。



特別付録
栽培日記:シクラメン編





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