もしフレームがなかったら… ここから入りなおしてヨ

ペコの「貧乏ガーデナー」
シクラメンの殖やし方
タネから育てる編


Norik Garden


 梅雨もあがり、暑い夏が始まったというのに、縁の下に置き忘れられたままのシクラメン。後悔にかられて、あわてて取り出すと、…そこにはなんと、タネらしきもの。思いもよらぬ贈り物。貧乏ガーデナーのノリックさん、タネまきを決意! 




用意するもの

タ ネ
シクラメンは意図的な受粉のほかに、ごくまれに自然にタネをつけることもあるそうです。採種したタネは水洗いをしてから、日陰で乾燥させて保存します。

平 鉢
使い勝手のうえでは、鉢は深いものより、浅いもののほうが管理もラク。清潔なものなら、プラスチックの容器などでも十分。水ヌキの穴も用意してあげましょう。

防虫網
鉢穴から用土がこぼれ落ちないように、鉢底には防虫網を敷き込みます。

用 土
清潔な用土をおすすめします。庭土の利用などは極力避けましょう。病害が発生してからでは手遅れ。小粒の赤玉土と腐葉土を、等量で混合されてはいかがでしょう。

ふるい
タネの上にうすく覆土するならふるいが便利。均一に覆うことがポイント。不揃いでは発芽にバラつきが出てしまいます。

霧吹き
あらかじめ湿らせた用土にタネをまきますが、覆土後の水やりは霧吹きがおすすめ。じょうろからでは、水の勢いでタネを流してしまいます。

黒ビニール
鉢ごとスッポリ覆います。暗くするとともに、乾燥をさけ湿度を保ちます。








[1]

受 粉:花をさわりますと、まれに受粉してしまうことがあります。意図的に受粉させるなら、花を軽くトントンとたたき、一方の親指の爪に花粉を少量受けとめます。つぎに雌しべの柱頭に、さきの花粉をそっとチョンチョン! かるくこすりつけるだけ。いかがですか?




 ▼


08月04日
せっかくの計画の夏越しも、雨宿りのまま縁の下に鉢を置き忘れる始末。あえなく頓挫。…でもなんと、気がついた時には驚くなかれ、数本の茎にタネらしきものが。思わぬ贈り物。
念のため、もう少し様子をみてから採種です。
[2]

結 実:受粉後、タネが熟すまでには4ヶ月ほどを要します。受粉に成功しますと、花びらは落ち、花茎もうなだれてきますので、確認は容易。12月頃までには受粉をすませ、気温の上がる夏を迎える前に、タネを充実させておきたいものです。




 ▼


08月29日
予定よりかなり遅れての採種です。
さやの中には大きめのタネが、数粒残っていました。
後から知ったことですが、種は採取後、水洗いをして、日陰で乾かし保存するとよいそうです。
[3]

タネまき:タネまきの適期は秋になります。発芽適温は約15℃。発芽を促すためには、作業の前夜にタネを水に浸しておくとよいでしょう。発芽日数は30日前後とかなり長いため、その間鉢土を乾かさないようにこころがけます。




 ▼


09月26日
用土は、粒の細かい赤玉土と、等量の腐葉土の混合に川砂を少量加えたものが一般的です。
あいにく手元には、赤玉土の小粒しか用意がありませんでした。やむなく作業をそのまま続行。
鉢土の表面を平らにならしました。デコボコが目立ちますと、発芽に不揃いをまねきます。
[4]

作 業:タネは比較的、扱いやすい大きさです。あらかじめ湿らせた用土に、一粒ずつ丁寧に間隔を調整しながらまくとよいでしょう。覆土はします。タネが隠れるくらいの厚さで均等に。




 ▼


09月26日
ふるいから均一な覆土をこころみました。
覆土後の水やりは、根気よく数回に分けて霧吹きでたっぷりと。
じょうろなど、不用意な水やりをしますと、タネを流したり、土を掘り返しかねません。
鉢底から水を吸わせてもよいでしょう。
[5]

管 理:発芽までの間は直射日光を避け、15℃前後を保てる環境を探します。黒いビニールなどで鉢をスッポリ覆い、鉢土は乾かないように注意をはらいます。ビニールの覆いは時々はずし、鉢土の湿り具合を確認します。




 ▼


09月26日
キッチンのゴミ袋を見つけ、鉢を覆うビニールにしました。
まだまだ日中の気温は高く、置き場所には、北側の風通しのよい窓辺を選びました。
[6]

発 芽:発芽を確認次第、ビニールの覆いは外します。発芽が揃ってから、徐々に日光にも馴らし、徒長を防ぐ工夫をこらしましょう。移植のタイミングを待つまでの間、薄めの液体肥料を数回施します。




 ▼


11月23日
タネまき後58日が経過。
小さいながらも、葉はシクラメンの形になっています。
もう季節は冬を迎えようとしています。屋外の栽培を続けるつもりですが、移植のタイミングを逃してしまったように思います。
ビニールフレームの中で、このまま移植をせずに、越冬をこころみることにしました。
[7]

移 植:タネまき後、葉が2〜3枚に育つようになるまでには、2〜3ヶ月を必要とします。移植はこのタイミングを待ってから。




03月27日
幼い苗のままの越冬でしたが、無事に春を迎えることができました。
計画どおりにはすすみませんでしたが、ようやくの移植です。
球根の形もみられます。根も十分に張っています。





特別付録
花のいろいろ:シクラメン編





このホームページに掲載いたしました写真は著作権フリーではございません。
Copyright (C) Takanori Kudo. All rights reserved